多頭飼いで2匹と暮らせる賃貸は少ない?物件数や探し方のコツも解説の画像

多頭飼いで2匹と暮らせる賃貸は少ない?物件数や探し方のコツも解説

スズ  

筆者 スズ  

不動産キャリア3年

ドックトレーナー×宅地建物取引士でお客様に合わせたお部屋を紹介します!!
犬1匹、猫1匹飼っている自分の経験も活かした提案をさせていただきます!!
一般社団法人 優良家庭犬普及協会のマナーハンドラーテスト合格。

ペットと暮らす幸せを願い、多頭飼いを考える方が増えています。しかし、「二匹まで飼育可能」な賃貸物件は非常に少なく、理想の住まい探しは想像以上に難航しがちです。なぜこのような状況なのか、どうしたら希望の物件にたどり着けるのか、疑問を抱えている方も多いでしょう。この記事では、多頭飼いができる賃貸物件が少ない理由や、その中で上手に物件を探し出すコツ、そして交渉のポイントまで、順を追って分かりやすく解説します。ペットと納得のいく暮らしを実現したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ「多頭飼い2匹可」の賃貸物件は少ないのか

近年、ペット可の賃貸物件は全体の約12%前後に留まっています。さらにその中で、多頭飼い(ペットを2匹以上飼育すること)が明記されている物件となると、その割合は全体の約3%と非常に限られた状況です。都市部ではさらに少なく、東京都区内では約2.1%、大阪市では約2.5%というデータも報告されています。

このように物件数が限られる背景には、大家さんや管理会社の慎重な姿勢があります。複数のペットによる騒音リスク、においや衛生面の負担、壁や床への損壊、さらに近隣住民からのクレームなどが懸念されやすく、それが多頭飼い対応物件の少なさにつながっています。

結果として、「ペット可」となっていても、実際には「ペット1匹まで」「猫のみ」「小型犬のみ」などと制限されることが多く、意図せず条件に合わない物件に出会ってしまうケースも少なくありません。

ペットを大切にされている方にとって、このような現状は希望の住まい探しの困難さを増す要因となっています。複数を飼う安心できる住まいを見つけるためには、検索手法や交渉方法を工夫する必要があります。

項目内容
ペット可物件の割合全体の約12%
多頭飼い可物件の割合全体の約3%(都市部ではさらに低い)
大家・管理会社の懸念騒音・臭い・損壊・クレーム等のリスク

効率的な物件探しのためのキーワードと検索方法

多頭飼い可能な賃貸物件は非常に限られているため、効率的な探し方を知っておくことが大切です。不動産情報サイトで「ペット可」だけで検索しても、実際には「多頭飼い可能」と明記された物件はごくわずかです。ある調査によると、ペット可物件は全体の約12%、その中で多頭飼い可能な物件はさらにその4分の1程度、すなわち全体のわずか約3%に過ぎません。都市部ではこの割合がさらに低く、東京23区では約2.1%という報告もあります。

そこで、下記のような検索キーワードを活用して、見落としを防ぎましょう:

キーワード効果や意味
多頭飼い相談可/多頭飼い可能複数飼育が可能か交渉の余地がある物件を絞り込めます。備考欄への記載も狙えます。
大型犬可余裕あるスペースが想定でき、多頭飼いにも対応しやすい物件の可能性があります。
ペット共生型最初からペットとの共生を前提に設計されており、設備・理解のいずれも期待できます。
事務所利用可ペットに寛容なケースがあり、犬猫の相談に応じてもらえる場合があります。

さらに、検索サイトの備考欄やタグ機能にも注目してください。一部のサイトでは「多頭飼い可」「複数飼育可能」といった文言が明記されており、備考欄を丁寧に確認することが重要です。

結果が思わしくない場合は、郊外や戸建て、ペット共生型物件など、視野を広げることも有効です。集合住宅に比べて戸建て賃貸では、多頭飼いに理解のある大家さんが多く、見つけやすくなります。また、ペット共生型物件ではドックランや滑りにくい床材など、環境面での配慮があらかじめ整備されていることも多く、安心して暮らせる利点があります。

このように、検索キーワードの工夫、備考欄の確認、そして視野を広げた探し方を組み合わせることで、多頭飼い可能な賃貸物件に出会う確率が格段に高まります。

大家さん・管理会社との交渉ポイント

多頭飼いを希望する場合、大家さんや管理会社との信頼関係を築くことが第一歩です。以下のような交渉ポイントを押さえて、安心感を伝える工夫をしましょう。

交渉ポイント 具体的な内容 効果
敷金・賃料の上乗せ 敷金を通常より多く(例:3~4ヶ月分)、あるいは家賃に数千円~1万円上乗せを提案 汚損損害時の安心材料となり、許可される可能性が高まる
しつけや環境対策の提示 共用部では抱える、脱走防止、消臭対策、防音マット等の準備を伝える トラブル防止への具体性が伝わり、安心感を高める
交渉時期と契約提案 閑散期に交渉、長期契約を提示するなど 入居確定に近い状態を示すことで、貸主にとって魅力が増す

具体例として、敷金を通常より1~2ヶ月分多く預ける、または毎月の家賃に数千円から一万円程度を上乗せすることで、ペットによる原状回復費への不安を払拭できることが多いです 。

また、共用部分では必ず抱える、脱走防止策や防音マットなどによるトラブル予防の対策を事前に用意して提示できれば、大家さんにも配慮の姿勢が伝わり、信頼を築きやすくなります 。

さらに、閑散期に交渉すると空室の埋まりやすさをアピールできる上、長期契約の意思表示も貸主には魅力的です。こうしたタイミングや条件を活かした提案は有効です 。

物件種別ごとの探し方と注目ポイント

まず、「ペット共生型物件」は、ペットとの暮らしを前提に設計された住宅です。たとえば、すべりにくい床材やリードフック、ペット専用くぐり戸、共用のドッグランや足洗い場など、ペットと飼い主の快適さを考えた設備が整えられています 。こうした設備が整っていることで、騒音や臭いなどの心配が軽減され、安心して暮らせる環境になります 。

次に、戸建て賃貸やリノベーション物件にも注目しましょう。構造的に配慮がしやすく、多頭飼いへの理解が得られるケースが少なくありません。たとえば、共用のトリミングルームやドッグラン付きのリノベーション賃貸では、原状回復費を抑えつつペットに配慮した住環境を提供できます 。

さらに、検索方法の工夫として、検索サイトのキーワード欄や備考欄を活用するとよいでしょう。「多頭飼い可能」「相談可」といった文言がある物件を狙って探すのが効率的です。実際に、LIFULL HOME’Sなどでは、「猫2匹」「多頭飼い」などのキーワードで絞り込むことが可能とされています 。

物件タイプ 注目ポイント メリット
ペット共生型物件 専用設備(床・壁・くぐり戸など)や共用施設 安心・安全でトラブルが少ない
戸建て賃貸・リノベーション 構造的配慮が柔軟で交渉しやすい 多頭飼い可能性が高くなる
検索時のキーワード活用 「多頭飼い可」「相談可」などを設定 希望条件に合う物件を見つけやすい

物件探しをさらに広げるためには、不動産会社との相談も有効です。自社で多頭飼い可の非公開物件や交渉可能な物件を紹介できることがあるため、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

「多頭飼いでペットを2匹飼いたい」と考えている方にとって、賃貸物件の選択肢は決して多くはありません。物件数が限られる理由には、騒音や臭い、室内損壊などの心配を持つ大家や管理会社の存在が大きく関わっています。このような状況でも、検索キーワードを工夫したり、備考欄や窓口で詳細を確認したりすることで、可能性を広げることができます。さらに、ペットと安心して暮らすための交渉や準備も重要です。最後に、物件種別ごとに特徴を理解し、不動産会社と連携して非公開情報も含めた幅広い選択肢から住まい探しを行うことが、理想の住環境への第一歩となります。

お問い合わせはこちら